老人介護施設

老人ホームやデイケアサービスといった介護施設の職場では、作業療法をする対象者は高齢の方たちです。高齢者でも認知症の方もいれば痴呆症発症はまだしていないが予防が必要な高齢の方もいます。こうした施設に通われる方たちは、動作はゆっくりですし、耳の遠い方もいらっしゃいます。施設内での移動の際には、手を取って支えてあげたり、大きくゆっくりした声掛けや、一度に複数の行動をしなくてもよいように、危険がないように一つ一つの動作に配慮する必要があります。認知症の人の中には鬱症状を併発している方もいますので、例えば集団療法へはムリに参加させずに気持ちが明るくなるよう外に散歩に行くなど、一人一人その日の状態に従った判断を作業療法士はする必要があります。

また、老人介護施設の職場では、高齢者とのコミュニケーションに慣れていることや鬱的状況の人の精神状態に適した言葉かけができる配慮が必要になってきます。大切なのは、困った時には他の人に助けを求めることです。作業療法士は一人で動く場面が多い特徴があります。ですから、自分だけではどうしようもない時は誰かに補助してもらうチャンスが少ないのです。例えば、1対1で散歩に行くときに、高齢者の方が行きたいと思っても体調が悪そうなど感じた時は予め担当者に相談するなど、気後れせずに他のスタッフに助けてもらうことも必要です。

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